繭
Posted at 2021-06-16 詩
私を包む繭は声である憎きあいつを刺し殺せ
私を包む繭は霧である引く視界の蚊帳の外
私を包む繭は映像で去し事象は脳を刺し
私を包む繭は感情で廻る再帰は顔溶かす
繭に包まる私の形は 三位一体の可能性繭に包まる私の形は 生死不定の可能性
繭はいつ破れるか 鋭い期待は繭を縫う
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